日本の食文化を知る本
おすすめの本
3冊
日本料理史
編集部の評価:92/100
原田信男/講談社
和食と社会の関係を、時代順に通して読みたい人。
内容・選ぶ前の確認
食器、調理、作法に加え、国家や社会との関係から日本料理をたどる通史。参考文献と索引があり、関心を持った時代をさらに調べる入口になります。
選ぶ前に確認:2005年の『和食と日本文化』をもとに、平成・令和の補章などを加えた文庫です。料理別の詳しい専門研究やレシピ集を求める場合は対象が異なります。
評価の理由:時代順の説明と参考文献・索引が学習に使いやすい。原本を読んだ人は増補内容を見て選びたい。
出版社の紹介日本の食文化史 旧石器時代から現代まで
編集部の評価:89/100
石毛直道/岩波書店
日本の食事が変わってきた過程を、暮らしや文化と一緒に学びたい人。
内容・選ぶ前の確認
食材や調味料だけでなく、食事の形式や道具にも目を向ける食文化の通史。古代から現代へ読み進めることで、身近な食卓を歴史の中で捉えられます。
選ぶ前に確認:料理の作り方をまとめた本ではありません。歴史と文化を広く読む分量があり、個々の料理の由来だけを短く拾いたい人には情報が多めです。
評価の理由:食材から作法まで広い範囲を歴史の流れで読める。手軽な雑学集よりじっくり学びたい人に合う。
書誌情報知っておきたい「食」の日本史
編集部の評価:83/100
宮崎正勝/KADOKAWA
食材や料理の由来を、短い話題から気軽に知りたい人。
内容・選ぶ前の確認
古代から近代へ、海外との交流も交えて食文化を紹介。団子、豆腐、パンなど身近な食べ物を入口に、日本史への関心を広げられます。
選ぶ前に確認:短い話題を楽しむ入門書で、個別テーマの専門研究を追う用途には向きません。同じ著者の『食の世界史』を読んだ人は、扱う範囲を見比べて選ぶとよいでしょう。
評価の理由:短い食の話題から歴史に親しめる。同著者の世界編を持つ人や、専門研究を求める人は内容の範囲を確認したい。
出版社の紹介選ぶときのポイント
地域と時代の範囲
郷土料理を知りたいなら地域別、食生活の変化を知りたいなら年代別の本を選びます。関心のある地域や時代が扱われているかを見ます。
料理例と歴史解説の比率
料理を作りたい場合は分量や手順を収めた本、食の背景を読みたい場合は歴史解説が中心の本が候補です。料理名の紹介だけかも確認します。
写真資料の量
器や食卓の変化を知りたいなら、料理の写真だけでなく当時の資料や絵がある本を選びます。図版の年代や説明も見ます。
購入前の確認
- 典拠と参考文献を確認する
- 地域索引の有無を見る
- レシピ本か文化解説書か確かめる