授業づくりの入門書
おすすめの本
5冊
認知心理学者が教える最適の学習法 ビジュアルガイドブック
編集部の評価:92/100
ヤナ・ワインスタイン、メーガン・スメラック、オリバー・カヴィグリオリ/山田祐樹(監修)/岡崎善弘(訳)/東京書籍
勉強のやり方を、経験談だけでなく研究の考え方から見直したい学生・教師・社会人。
内容・選ぶ前の確認
認知心理学の研究と図解を使って学習法を説明する。方法だけを暗記せず、どのような根拠で勧められているか考えられる。
選ぶ前に確認:実践方法に入る前の説明が長め。すぐ使う手順だけが欲しい人には回りくどく感じられることがある。成績向上を保証する本ではない。
評価の理由:学習法の根拠を図で考えたい人に向く。実践に入る前の説明は長め。
出版社の紹介まんがで知る 学習方略:学び方を学ぶ
編集部の評価:92/100
前田康裕/さくら社
生徒に勉強を指示するだけでなく、自分で学び方を工夫できるよう支えたい教師。
内容・選ぶ前の確認
中学校を舞台にした漫画と解説で、学習の振り返りや対話、学び方の工夫を扱う。登場人物の変化を追いながら、授業や家庭学習での関わりを考えられる。
選ぶ前に確認:教師と生徒の関係を描く教育書。試験までの日程や教科別の問題演習を決めたい場合は、別に学習計画を立てる必要がある。
評価の理由:漫画の具体的な場面から授業や学習の振り返りを考えやすい。教科別の問題集ではない。
出版社の紹介使える! 予習と復習の勉強法 自主学習の心理学
編集部の評価:91/100
篠ケ谷圭太/筑摩書房
授業の前後に何をすればよいか分からない中高生・大学生。家庭学習を指導する教員にも。
内容・選ぶ前の確認
予習、授業、復習をつなぎ、知識の整理や学習の調整を考える。教科書を眺めるだけ、答えを写すだけになっている勉強を見直す入口になる。
選ぶ前に確認:学校での自主学習が中心。資格別の計画表や問題演習そのものは別に用意したい。
評価の理由:授業の前後に何をするかが明確。試験別の問題演習を扱う本ではない。
出版社の紹介科学的エビデンスに基づく最適の教え方 実践ガイドブック
編集部の評価:89/100
ジェフ・ペティ/緒方広明(監修)/岡崎善弘(訳)/東京書籍
授業の組み立て方を根本から考えたい教員。実践を振り返る枠組みが欲しい人。
内容・選ぶ前の確認
学術研究と教員の経験を踏まえ、学びを促す授業方法を図で説明する。自分の授業にどの考え方を取り入れるか検討するための一冊。
選ぶ前に確認:416ページあり、短時間で使える授業案集ではない。活動時間や教室条件は、自分のクラスに合わせて設計する必要がある。
評価の理由:授業づくりを研究と照らして見直せる。個別の授業に合わせた具体化は必要。
出版社の紹介教育者のためのコーチング入門
編集部の評価:82/100
木村彰宏/東洋館出版社
生徒や同僚との面談で、すぐ助言する前に相手の考えを聴く方法を身につけたい教師。
内容・選ぶ前の確認
理論・実践・探究の3部で、学校での対話や振り返りを扱う。評価や指導を担う教師の立場を踏まえ、子ども・同僚・自分への関わりを考える。
選ぶ前に確認:410ページの入門書で、短い会話例集より読み応えがある。学校で必要な指導や判断を、コーチングだけで置き換える本ではない。
評価の理由:学校の評価・指導との関係も含めて対話を学べる。短い会話例集より腰を据えて読む本。
出版社の紹介選ぶときのポイント
対象校種と教科
小学校と中高では授業の組み立てや教科の扱いが異なります。担当する校種、教科、学年の授業例が載った本を選びます。
授業事例の数
一時間の授業を組みたいなら、導入からまとめまで追える事例が役立ちます。発問だけでなく、児童生徒の反応や板書も載っているかを見ます。
理論と実践の配分
すぐ授業案を作りたいなら実践例中心、指導法の理由を理解したいなら背景の理論も扱う本を選びます。実践例と解説が対応しているかを見ます。
購入前の確認
- 学習指導要領への対応時期を見る
- 授業案の転載条件を確認する
- 改訂版の有無を確かめる