漫画の歴史を知る本
おすすめの本
2冊
日本マンガ全史―「鳥獣戯画」から「鬼滅の刃」まで
編集部の評価:84/100
澤村修治/平凡社
好きな作品だけでなく、漫画と雑誌・社会の変化を時代順に見渡したい人。
内容・選ぶ前の確認
古い戯画や新聞漫画から戦後の雑誌、少女漫画、メディアとの関係へと進む通史です。作品や作家を歴史の中に置き直し、次に読む分野を探す入口になります。
選ぶ前に確認:496ページと分量があり、個別作品の紹介が続く部分は単調に感じる場合があります。2020年刊で、その後の動向や各作品の詳しい批評を網羅する本ではありません。
評価の理由:作品や雑誌を時代に沿ってたどる通史として使えます。作品名の多さと近年の扱いの薄さには注意が必要です。
出版社の紹介戦後少女マンガ史
編集部の評価:84/100
米沢嘉博/筑摩書房
戦後から1970年代の少女漫画が、雑誌や表現の変化とどう結びついていたか知りたい人。
内容・選ぶ前の確認
戦前の少女文化も踏まえ、1980年までの少女漫画を作家・作品・出版事情からたどります。気になった作品を調べながら読むと、次の読書につなげられる通史です。
選ぶ前に確認:1980年までが対象で、現在までの歴史ではありません。知らない作品名が多いと読み進めにくく、執筆当時の価値観や用語にも注意して読む必要があります。
評価の理由:少女漫画を出版や文化の流れから考えたい人に向きます。対象は1980年頃までで、現在までの通史ではありません。
出版社の紹介選ぶときのポイント
扱う年代と地域
日本漫画の流れを知るなら、戦前から現代までを通して扱う本が候補です。特定の雑誌や海外漫画に関心がある場合は、その地域や時期に章を割いた本を選びます。
図版や作品例の量
コマ割りや画風の変化は、解説と作品図版を見比べると追いやすくなります。作品名の紹介だけでなく、実際のページを使った解説があるかを見ます。
初学者向けの解説
初めて読む場合は、漫画家や雑誌の名前に説明が添えられた本が読みやすいです。既に作品を読んでいる人は、制作や出版の背景を掘り下げた本も候補になります。
購入前の確認
- 知りたい年代や作品が目次に含まれるかを見る
- 紙面に掲載された作品図版の大きさを確かめる
- 人物・作品索引と参考文献の有無を見る