日本酒の表示の違い|純米・本醸造・生酛・精米歩合

純米吟醸、純米酒、本醸造、普通酒を、白鶴・菊正宗・月桂冠の銘柄で比較します。米の品種、精米歩合、醸造アルコール、生酛造りがそれぞれ何を表すかを整理します。

お酒は二十歳になってから。

比べるポイント

特定名称と原材料

純米は米・米こうじ・水で造る条件、本醸造は一定の条件で醸造アルコールも用いる特定名称です。「辛口」や「上撰」は特定名称そのものではありません。

精米歩合は残った米の割合

精米歩合60%は、玄米に対して磨いた後の白米が重量で60%という意味です。純米吟醸には60%以下などの要件がありますが、純米酒には一律の精米歩合の上限はありません。

生酛と純米は別の分類

生酛は酒母を造る方法の名前です。菊正宗 上撰のように本醸造にも使われるため、純米かどうかとは別に読む表示です。

銘柄と表示の例(4銘柄)

原料・製法・表示を比較し、香りや味わいはメーカー・輸入元の説明を要約しています。

銘柄・造り手特定名称・精米歩合・度数製法・香味の説明と出典
特撰 白鶴 純米吟醸 山田錦白鶴酒造 純米吟醸/精米歩合60%/15%以上16%未満

兵庫県産山田錦を100%使用する純米吟醸。精米歩合60%は、玄米の重さの60%まで磨いた米を使うという表示です。

特撰 白鶴 純米吟醸 山田錦の公式説明(新しいタブ)
白鶴 サケパック 米だけのまる 純米酒白鶴酒造 純米酒/精米歩合78%/13%以上14%未満

米と米こうじから造る純米酒で、精米歩合は78%。純米酒には精米歩合の一律の上限がなく、純米吟醸とは表示の要件が異なります。

白鶴 サケパック 米だけのまる 純米酒の公式説明(新しいタブ)
月桂冠 上撰 辛口月桂冠 普通酒/米・米こうじ・醸造アルコール/15%以上16%未満

米と米こうじに醸造アルコールを加える普通酒。ほどよいコクのある辛口として紹介されています。

月桂冠 上撰 辛口の公式説明(新しいタブ)
菊正宗 上撰菊正宗酒造 本醸造/生酛造り/15%

生酛造りの本醸造。メーカーはキレと押し味を特徴とし、日本酒度は+5.0と表示しています。

菊正宗 上撰の公式説明(新しいタブ)

よくある疑問

日本酒度のプラスは甘さの点数?

日本酒度は酒の比重に関係する指標です。甘辛の感じ方には酸味なども関係するため、メーカーの甘辛説明と合わせて読みます。

純米と純米吟醸は何が違う?

どちらも米・米こうじ・水で造ります。純米吟醸には精米歩合60%以下や吟醸造りなどの要件が加わります。

上撰なら本醸造ですか?

上撰は商品名などに使われる呼び方です。掲載例でも菊正宗は本醸造、月桂冠 上撰 辛口は普通酒なので、特定名称や原材料を別に確認できます。

分類・表示の出典