考えを整理する方法を学ぶ本
おすすめの本
5冊
「具体⇄抽象」トレーニング
編集部の評価:94/100
細谷功/PHP研究所
説明が細部に偏ったり、話が漠然として伝わらなかったりする人。
内容・選ぶ前の確認
具体例と共通点を行き来する考え方を、問題を解きながら練習する。企画書や会議で、相手に合わせて説明の細かさを変える練習にもなる。
選ぶ前に確認:考え方を説明する本なので、文章要約の手順だけを求める人には合いにくい。解説の深さや答えへの納得感には個人差がある。
評価の理由:具体例と抽象化を往復する練習ができる。仕事の説明を考え直す助けになるが、慣れるまで反復が必要。
書誌情報イシューからはじめよ[改訂版]
編集部の評価:94/100
安宅和人/英治出版
調査や資料作成に着手する前に、何を解くべきかを整理したい人。
内容・選ぶ前の確認
取り組む問いを選び、仮説や分析を組み立て、相手に伝える流れを説明する。仕事や研究の具体的な課題を持って読むと当てはめやすい。
選ぶ前に確認:関連する問題解決の本と重なる部分がある。課題設定の経験が少ない人は抽象的に感じやすく、実例に当てはめながら読みたい。
評価の理由:取り組む問いを先に見定める構成が明確。実務への応用を考えやすいが、初学者には具体的な経験と結びつけて読む工夫がいる。
出版社の紹介新版 思考の整理学
編集部の評価:93/100
外山滋比古/筑摩書房
知識を集めるだけで終わらず、自分の考えや文章につなげたい学生・社会人。
内容・選ぶ前の確認
考えを寝かせることや忘れること、記録の扱いを、著者の体験から語る。短い文章を読みながら、自分の学び方を振り返れる。
選ぶ前に確認:手順どおりに進めるワークブックではない。情報整理をすでに学んだ人には物足りない場合があり、具体例には執筆時代の背景もある。
評価の理由:考えを寝かせて整理する視点を得られる。読みやすい随筆だが、専門的な思考手順を求める人には物足りない場合がある。
出版社の紹介エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする
編集部の評価:89/100
グレッグ・マキューン 著/高橋璃子 訳/かんき出版
頼まれたことを抱え込み、本当に重要な仕事に時間を使えていない人。
内容・選ぶ前の確認
やることを増やす前に、何を選び、何を断るかを考える。予定表の細かな操作より、優先順位の判断基準を持ちたい人に向く。
選ぶ前に確認:仕事を断る裁量が小さい場合は、周囲との調整も必要になる。細かな予定管理の手順を中心に学ぶ本ではない。
評価の理由:やることを減らして優先順位を決めたい人に合う。仕事の裁量によって取り入れやすさは変わる。
出版社の紹介努力の地図
編集部の評価:79/100
荒木博行/クロスメディア・パブリッシング
努力しても成果につながらないと感じ、努力と報酬の関係を整理したい人や、部下の相談を受ける立場の人。
内容・選ぶ前の確認
努力の種類と報酬の関係を複数のモデルで整理する。自分の仕事を振り返ったり、部下との対話に向けて状況を整理したりする視点を得られる。
選ぶ前に確認:具体的な行動手順を中心に学ぶ本ではなく、考え方の枠組みが中心。すぐ使える仕事術を探す人には、実務手順を扱う本が合います。
評価の理由:努力と報酬の関係を整理したい人に合う。考え方の枠組みが中心で、行動手順を求める用途とは異なります。
出版社の紹介選ぶときのポイント
論理と発想法の比率
根拠から結論を組み立てたいなら論理、案を広げたいなら発想法を扱う本を選びます。自分が考えたい問題に近い例を探します。
図解やフレームの量
考えを整理する図を使いたい場合は、完成図だけでなく作る手順がある本を選びます。図に当てはめた結果をどう読むかも確認します。
練習問題の有無
読むだけで理解を終えたくない場合は、短い問題と解説がある本が候補です。答えだけでなく、考える途中の手順が載っているかを見ます。
購入前の確認
- 例題の分野を確認する
- 解答例があるか見る
- 専門職向けか一般向けか確かめる