マーケティングの入門書
おすすめの本
3冊
ドリルを売るには穴を売れ
編集部の評価:93/100
佐藤義典/青春出版社
商品の機能説明から抜け出し、顧客が求める価値を考えたい人。
内容・選ぶ前の確認
レストランの物語と解説を交互に読み、顧客にとっての価値、売る相手、差別化、届け方を学びます。マーケティングの基本用語を仕事に結び付ける入口です。
選ぶ前に確認:新装のカバーでも内容は従来版と同じです。事例やデータは古く、現在の広告ツールやSNSの運用手順を学ぶ本ではありません。
評価の理由:物語と解説を行き来し、顧客の価値を学べる構成を評価。最近の市場事例を調べる用途には向きません。
出版社の紹介USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門
編集部の評価:90/100
森岡毅/KADOKAWA
抽象的な用語だけでなく、事業の具体例からマーケティングの考え方を学びたい人。
内容・選ぶ前の確認
著者がUSJで経験した施策を題材に、顧客を起点に考える姿勢や戦略の基本を説明。理論が仕事の判断にどう結び付くかを読み進められます。
選ぶ前に確認:2016年刊の体験を中心とした入門書です。網羅的な専門教科書とは異なり、文章の勢いを読みづらく感じる声もあります。
評価の理由:実際の事業を題材にマーケティングの原則を学べます。文章の勢いには好みが分かれます。
出版社の紹介コンセプトの教科書 あたらしい価値のつくりかた
編集部の評価:90/100
細田高広/ダイヤモンド社
商品の特徴は説明できても、顧客にとっての価値を短い言葉にまとめられない企画・マーケティング担当者。
内容・選ぶ前の確認
コンセプトの意味から発想、言語化までを図解と実例で学ぶ本。単なるキャッチコピー作りに終わらせず、商品やサービスが目指す方向を整理できます。
選ぶ前に確認:考え方を学んだあと、自分の企画に当てはめて書き直す作業が必要です。広告配信の設定や市場調査の統計手法を学ぶための本ではありません。
評価の理由:企画の価値を体系的に言語化する学習に向きます。読みながら自分の企画を練り直す必要があり、即座に使える宣伝文句の例集ではありません。
出版社の紹介選ぶときのポイント
理論と企業事例の比率
全体の考え方を学ぶなら顧客や商品、価格などを体系的に扱う本、実務の参考にするなら近い業種の事例を載せた本が候補です。
オンライン施策の扱い
WebやSNSの施策を知りたい場合は、該当する章の内容を確認します。媒体の操作説明と、顧客を理解するための考え方を分けて読み比べます。
前提知識の難易度
初めてなら用語を事例と一緒に説明する本を選びます。分析に数値を使う本は、計算の手順や必要な知識が示されているかを見ます。
購入前の確認
- 事例の年代を確認する
- 用語集と索引の有無を見る
- 特定業界に偏っていないか確かめる