山歩きの基礎を学ぶ本
おすすめの本
7冊
はじめての山歩き
編集部の評価:93/100
柏澄子・大武美緒子/JTBパブリッシング
初めて山へ行く前に、行き先・服装・道具・行動計画をひと通り確認したい人。
内容・選ぶ前の確認
山選びから歩き方、山小屋やマナーまでを写真・イラストで説明する。チェックリストと短い区切りを使って、準備の抜けを見直せる。
選ぶ前に確認:2015年の本を再編集した2023年版。交通や山小屋、登山道の状況は出発前に確かめ、掲載ルートを誰にでも安全なコースとは考えない。
評価の理由:服装・計画・装備を短い項目とチェックリストで確認できる。現地状況は出発前に確かめたい。
出版社の紹介国際山岳医が教える 50歳からのスロー登山
編集部の評価:93/100
大城和恵/ビジネス社
50代以降に山歩きを始める、または体力の変化に合わせて登り方を見直したい人。
内容・選ぶ前の確認
歩くペース、休憩、準備、食事などを、山岳医の経験とともに説明する。体の状態を意識しながら山を楽しむための考え方を、項目ごとに読み直せる。
選ぶ前に確認:登山の体調管理に焦点を当てた本。病気や服薬がある場合の個別判断や救急講習の代わりにはせず、主治医への相談や実地の学習と組み合わせたい。
評価の理由:体力の変化に合わせた準備を理由とともに学べる。個別の体調判断は別途必要。
出版社の紹介ヤマケイ登山学校 山の天気入門
編集部の評価:91/100
猪熊隆之/山と溪谷社
天気アプリの晴れ・雨マークだけで登山を決めず、山の気象を学びたい人。
内容・選ぶ前の確認
雲の種類や気圧・前線の仕組みから、天気図、季節ごとの特徴、気象遭難の事例へ進む。写真と図解を使い、山に入る前の気象の見直しに活用できる。
選ぶ前に確認:後半は実践的で、気象の基礎を読み返す時間も必要。天気の知識があっても安全を保証できるわけではなく、最新の予報や警報を使う判断が前提になる。
評価の理由:図解から天気図・事例へ進み、山の気象判断を学べる。後半は学び直しにも向く。
出版社の紹介歩くを楽しむ、自然を味わう フラット登山
編集部の評価:90/100
佐々木俊尚/かんき出版
山頂到達よりも、身近な自然の中を歩く時間を楽しみたい人。
内容・選ぶ前の確認
装備とコースの組み立て方を紹介し、30の歩く旅の例を掲載する。都市近郊や高原などにも目を向け、山歩きの行き先を広げられる。
選ぶ前に確認:『フラット』でも短い散歩や平坦な道だけではない。登り切った達成感や山頂の眺望を主に求める人には、楽しみ方が合わない場合がある。
評価の理由:自然を歩く行き先の幅を広げられる。山頂の達成感を重視する人には好みが分かれる。
出版社の紹介ヤマレコ社長は伝えたい アプリ時代の『絶対遭難しない』山の知識
編集部の評価:89/100
的場一峰/山と溪谷社
登山アプリを入れたものの、計画や地図の見方、山での備えに不安がある人。
内容・選ぶ前の確認
アプリの使い方、デジタル装備、道迷いへの備えを一冊に整理する。著者自身の遭難体験も取り上げ、準備や判断を見直す材料にできる。
選ぶ前に確認:題名の『絶対』は安全の保証ではない。著者の動画と重なる内容があり、端末やサービスの機能は利用時の説明も確かめたい。
評価の理由:アプリと装備、判断の備えを整理できる。動画視聴者には重複がある。
出版社の紹介山登りを趣味にする ソロ登山ステップアップガイド
編集部の評価:87/100
かほ/小俣智範(監修)/マイナビ出版
ハイキングから山歩きへ進みたい人で、装備と行き先を段階的に考えたい人。
内容・選ぶ前の確認
準備や服装、山選びをまとめ、ハイキングから本格的な登山まで33の山を紹介する。目標を立てながら、次に必要な知識を考える入口になる。
選ぶ前に確認:登山経験のある人には基本的に感じられる内容。紹介された山を順に一人で登る計画にはせず、体力・天候・道の難しさに合う行程を選びたい。
評価の理由:装備と行き先を段階的に考えやすい。経験者には基本的な内容。
出版社の紹介科学が教える 山歩き超入門
編集部の評価:85/100
能勢博・山本正嘉・猪熊隆之・宮内佐季子(監修)/エクシア出版
山歩きで疲れやすい理由や、天候・地図の見方を基礎から考え直したい人。
内容・選ぶ前の確認
歩き方、体力、気象、読図、トラブル対応を分野別に学ぶ。自分の体力に合う計画を立てるため、経験則だけでなく理由を理解したい読者に向く。
選ぶ前に確認:観光コース集ではない。体力づくりや読図は読むだけで身につくものではなく、無理のない条件で練習を重ねるための教材として使いたい。
評価の理由:歩き方や天候を理由から学べる。実地練習と合わせて使う教材。
出版社の紹介選ぶときのポイント
対象となる山の難度
里山の日帰りと高山の縦走では前提が異なります。予定する標高、行程、宿泊の有無に近い例を扱う本を選びます。
地図読みの詳しさ
地図を読む練習が目的なら、等高線や分岐を実際の地形と照らす例題がある本を選びます。アプリの操作だけで終わらないかも見ます。
安全管理の比重
装備紹介に加えて、行程計画、天候の判断、引き返す場面を扱う章を確認します。自分と近い経験段階の人に向けた説明かも見ます。
購入前の確認
- 遭難予防の記述を確認する
- 地図記号や装備情報の改訂時期を見る
- 地域限定のガイドか確かめる