学問分野の全体像を知る本
おすすめの本
3冊
社会科学の考え方 認識論、リサーチ・デザイン、手法
編集部の評価:89/100
野村康/名古屋大学出版会
社会科学の分野を横断し、研究方法の背景にある考え方まで学びたい人。
内容・選ぶ前の確認
認識論を入口に、研究の設計と手法を整理。政治学や社会学などの分野を越えて、研究者の立場の違いと方法のつながりを考えます。
選ぶ前に確認:大学院で研究する人にも向く専門的な内容です。学部選びの簡単なガイドや、読めばすぐ調査できる手順書を求める人には重めです。
評価の理由:研究手法の背景にある立場を体系的に理解できる点を評価。大学院での学びにも向く読み応えがあります。
出版社の紹介学問のしくみ事典
編集部の評価:88/100
日本実業出版社編/茂木健一郎監修/日本実業出版社
大学で学ぶ分野や、次に読む入門書の方向を広く探したい人。
内容・選ぶ前の確認
人文・社会・自然科学から文化芸術まで、36の学問の歴史とつながりを紹介。系譜図や相関図を手がかりに、自分の関心の位置を見渡せます。
選ぶ前に確認:各分野の説明は短く、これだけで専門内容を理解するには足りません。歴史の紹介が中心なので、大学ごとの授業内容や進路は別に調べます。
評価の理由:図を使って学問の歴史とつながりを見渡せる点を評価。専門内容を学ぶには次の入門書が必要です。
出版社の紹介知の技法 東京大学教養学部「基礎演習」テキスト
編集部の評価:88/100
小林康夫/船曳建夫編/東京大学出版会
大学の学びで何を調べ、どう論じるのかを、分野横断の例から知りたい人。
内容・選ぶ前の確認
フィールドワーク、史料、翻訳、統計などのアプローチと、論文・発表の技法を紹介。興味のある章から、学問の方法の違いを学べます。
選ぶ前に確認:1994年刊で、資料集めや機器に関する記述には時代を感じます。冒頭が抽象的で難しいときは、自分の関心に近い章から読むと入りやすくなります。
評価の理由:異なる分野の研究方法に触れられる点を評価。技術の記述には古さがあり、難しい章は後から読む使い方が合います。
書誌情報選ぶときのポイント
扱う分野の広さ
学問全体を見渡したいか、文系や理系などの範囲を絞りたいかで選びます。関心のある分野と隣接する分野が両方載っているかを見ます。
各分野のページ数
分野の名前を知るだけなら短い紹介、学ぶ内容を考えるなら研究の問いや方法まで説明する本が候補です。
進学向けと一般向けの違い
進学先を考えるなら学部や授業の説明、教養として読むなら研究テーマの紹介が中心の本を選びます。想定読者を序文で確認します。
購入前の確認
- 分野分類の方針を序文で見る
- 参考図書案内の有無を確認する
- 刊行年を確かめる