世界の文化を広く知る本
おすすめの本
6冊
文化人類学の思考法
編集部の評価:87/100
松村圭一郎・中川理・石井美保 編/世界思想社
文化人類学を少し学び、文化の違いを考える視点を増やしたい人
内容・選ぶ前の確認
自然、貨幣、親族、国家など13の題材から、日常の常識を問い直す。各章の事例と巻末のブックガイドを足場に、関心のある問題を掘り下げられる。
選ぶ前に確認:国別の習慣をまとめた図鑑ではない。概念の説明には歯応えがあり、初めて学ぶ人は気になる章から読みたい。
評価の理由:身近な常識を問い直す視点が得られる。文化人類学の基本を知る人向けで、概念の説明には歯応えがある。
出版社の紹介ロシア文化55のキーワード
編集部の評価:87/100
沼野充義・沼野恭子・平松潤奈・乗松亨平 編著/ミネルヴァ書房
ロシアの文学や芸術を、宗教や暮らしの背景から理解したい人
内容・選ぶ前の確認
土地、信仰、歴史、芸術を55の入口に分けた概説書。好きな作品から関連項目へ進み、関心を広げる読み方に向く。
選ぶ前に確認:2021年刊で、2022年以降の情勢を説明する本ではない。文学や音楽を詳しく学ぶには分野別の専門書も必要。
評価の理由:芸術と信仰を含めて文化を見渡せる。詳しい作品研究や現在の情勢は別の資料で補いたい。
著者・監修者の紹介イギリス文化55のキーワード
編集部の評価:87/100
木下卓・窪田憲子・久守和子 編著/ミネルヴァ書房
英国の小説や映画に出てくる階級・暮らしの背景を調べたい人
内容・選ぶ前の確認
王室や階級、紅茶、芸術などを短い項目で解説。通読に加え、作品の中で気になった習慣を調べる使い方ができる。
選ぶ前に確認:2009年刊。現在の制度や社会情勢の案内には向かない。55項目には選択の偏りがあり、児童文学や移民文化などを網羅する事典ではない。
評価の理由:英国作品を読むときの疑問を引くのに便利。項目の範囲には偏りがあり、網羅的な事典ではない。
書誌情報ドイツ文化55のキーワード
編集部の評価:86/100
宮田眞治・畠山寛・濱中春 編著/ミネルヴァ書房
ドイツ語を学びながら、言葉の背景にある文化も知りたい人
内容・選ぶ前の確認
ドイツだけでなくオーストリアやスイスも含むドイツ語圏を扱う。具体的なものや習慣から歴史をたどり、図版と参考文献を使って関心を広げられる。
選ぶ前に確認:2015年刊。現在の旅行情報や行政制度を調べる本ではない。語学の練習問題や会話例を求める場合は語学教材を選びたい。
評価の理由:ドイツ語圏の文化を図版と短い解説で学べる。語学練習や最新の旅行情報とは用途が異なる。
著者・監修者の紹介中国文化55のキーワード
編集部の評価:85/100
武田雅哉・加部勇一郎・田村容子 編著/ミネルヴァ書房
中国の暮らしや物語を、関心のある話題から知りたい人
内容・選ぶ前の確認
文字、食、交際、文学、芸能などを55項目で紹介。短い解説を拾い読みしながら、歴史と生活文化のつながりを考えられる。
選ぶ前に確認:2016年刊。現在の中国情勢を追う本ではない。細かな文字が苦手な人は紙面の読みやすさにも注意したい。
評価の理由:短い項目と図版で中国文化を拾い読みできる。現在の情勢の案内より、歴史と生活の背景を知る用途に向く。
書誌情報13歳から知っておきたい 世界の常識・非常識
編集部の評価:79/100
谷本真由美/扶桑社
海外の働き方や家族・暮らしの違いを親子で話してみたい人
内容・選ぶ前の確認
著者の海外経験を交えて、仕事、衣食住、家族、休日や政治を紹介。日本で慣れ親しんだ習慣を、外から考える話題を得られる。
選ぶ前に確認:著者の経験と意見をもとにした読み物。国ごとの多様な事情を一つの常識にまとめず、異なる立場の本とも読み比べたい。
評価の理由:海外の暮らしを親子で話す題材を得られる。著者個人の経験と意見を、国全体の共通像に広げず読みたい。
出版社の紹介選ぶときのポイント
扱う国と地域の数
広く各地の暮らしを知る本か、一つの地域を深く読む本かを選びます。訪れたい国がある場合は、その国の掲載ページを確認します。
写真と文章の配分
衣食住を視覚的に楽しむなら写真中心、習慣の背景を知りたいなら文章の説明が充実した本が候補です。写真の場所や時期の記載も見ます。
歴史背景の説明量
行事や生活習慣の紹介に、成立した背景が添えられていると理解を深められます。地域全体を一つの習慣でまとめず、違いも扱う本を選びます。
購入前の確認
- 情報の基準年を確認する
- 文化を単純化していないか試し読みする
- 索引と地図の有無を見る