社会福祉の入門書
おすすめの本
8冊
社会保障のトリセツ 第2版
編集部の評価:92/100
山下慎一/弘文堂
困りごとから相談できる制度を調べ、役所で何を聞けばよいか整理したい人。
内容・選ぶ前の確認
病気、失業、介護、子育てなどのフローチャートから制度を探す構成。図表で概要をつかみ、相談窓口へ持っていく入口として使えます。
選ぶ前に確認:細かな条件や例外まで扱う実務用の手引きではありません。2024年刊のため、その後の変更や自分が対象になるかは窓口で確認する必要があります。
評価の理由:困りごとから制度を引ける実用性を評価。詳しい条件まで扱う手引きではない点を反映しました。
書誌情報15歳からの社会保障 人生のピンチに備えて知っておこう!
編集部の評価:91/100
横山北斗/日本評論社
社会保障を初めて学ぶ中高生や、制度の話を身近な出来事から理解したい人。
内容・選ぶ前の確認
病気で働けない、家賃を払えないなどの物語を通して、相談できる場所や生活を支える仕組みを紹介。人の状況と制度の役割を結び付けて読めます。
選ぶ前に確認:2022年刊行の入門書です。現在の給付条件を確かめる資料とは分けて使い、詳しい申請方法は相談先で確認してください。
評価の理由:物語から制度の役割を理解できる点を評価。申請条件の確認用とは分けた採点です。
出版社の紹介新版 社会人のための社会福祉士 ソーシャルワーカーを目指すあなたへ
編集部の評価:90/100
上山崎悦代・中島民恵子・田中和彦 編著/学文社
別の仕事を経験し、社会福祉士への転職や学び直しを考えている人。
内容・選ぶ前の確認
ソーシャルワーカーの役割から、現場の実践、社会人学生としての学び方までを紹介。働いた経験を福祉の仕事にどうつなげるかを考えられます。
選ぶ前に確認:国家試験の問題集ではありません。資格取得の道筋や制度は2022年刊行時の説明なので、受験や進学では現在の募集要項も確認する必要があります。
評価の理由:社会人が仕事を知り学び直す目的に合う構成を評価。試験問題の演習や現行手続きとは区別しています。
書誌情報高齢者施設 お金・選び方・入居の流れがわかる本 第3版
編集部の評価:90/100
太田差惠子/翔泳社
初めて親の施設入居を考え、種類や費用、見学で見る点を整理したい人。
内容・選ぶ前の確認
施設の種類から見学、契約、入居後までを順に説明。親本人や家族との話し合いも扱い、比較の前に必要な基礎を学べます。
選ぶ前に確認:2024年刊の第3版です。個々の施設の料金・空室・契約条件は本から判断できないため、候補施設での確認と見学に合わせて使う本です。
評価の理由:施設探しから入居後までの流れを整理しやすい。候補施設の料金や契約条件は実際の相談・見学と併せて調べたい。
著者・監修者の紹介社会的処方 孤立という病を地域のつながりで治す方法
編集部の評価:88/100
西智弘 編著ほか/学芸出版社
地域の居場所づくりや、医療と福祉をつなぐ活動の事例を知りたい人。
内容・選ぶ前の確認
英国と日本の事例を通して、人と地域の活動をつなぐ社会的処方を紹介。支援する側だけでなく、市民が関わる仕組みも考えられます。
選ぶ前に確認:事例の入口として読みやすい一方、実務の情報量を物足りなく感じる声もあります。タイトルにある治療効果を一律に約束する本としてではなく、地域活動の考え方を学ぶ用途に向きます。
評価の理由:地域の取り組みを知る具体例と読みやすさを評価。実務の詳しい情報が少ないという指摘を考慮しました。
書誌情報障害のある子が将来にわたって受けられるサービスのすべて 第2版
編集部の評価:88/100
渡部伸 監修/自由国民社
障害のある子の成長に合わせ、教育・就労・暮らしの支援を見通したい家族。
内容・選ぶ前の確認
年代や生活場面に沿って福祉サービス、公的支援、経済的なサポートを整理。子どもの今と成人後に分けて、相談したいことを考えられます。
選ぶ前に確認:2024年刊の第2版です。利用条件や申請窓口は地域と本人の状況で異なります。今後の相談事項を整理するために使い、個別の支援は担当窓口へ確認してください。
評価の理由:子どもの年代ごとに将来の相談事項を考えやすい。サービスの利用条件は地域と本人の状況に合わせて調べる必要がある。
書誌情報ケースワークの原則 新訳改訂版 援助関係を形成する技法
編集部の評価:86/100
F.P.バイステック 著/尾崎新・福田俊子・原田和幸 訳/誠信書房
相談援助を学び始め、相手への接し方や自己決定を支える姿勢を考えたい人。
内容・選ぶ前の確認
個別化、受容、秘密保持などの七つの原則から、援助する人と相談する人の関係を考える本。支援の場面で迷ったときに基本へ戻る読み方ができます。
選ぶ前に確認:翻訳文を難しく感じるという声があり、気軽な図解入門とは読み味が異なります。古典の理論を扱う本なので、現在の制度や手続きは別に学ぶ必要があります。
評価の理由:援助関係を考え直せる七原則の構成を評価。翻訳文の難しさを読みやすさの評価に反映しました。
出版社の紹介はじめての社会保障 第23版 福祉を学ぶ人へ
編集部の評価:85/100
椋野美智子・田中耕太郎/有斐閣
医療保険、年金、介護、生活保護などの関係を体系的に学びたい人。
内容・選ぶ前の確認
制度がなぜ作られたかを追い、各制度を比較しながら社会保障の全体像を学ぶ教科書。2025年の制度改正を取り入れた第23版です。
選ぶ前に確認:個別の申請をそのまま進める手順書ではありません。制度の歴史や構造まで読む学習用の本で、給付の可否は窓口での確認が必要です。
評価の理由:社会保障の全体像と制度間の関係を学べる。個別の申請手順を調べる用途とは分けて使いたい。
出版社の紹介選ぶときのポイント
制度と思想の比率
制度の仕組みを学びたいか、福祉が目指す考え方を知りたいかで選びます。両方を扱う本は、具体的な支援と理念が結び付いているかを見ます。
対象とする支援分野
高齢者、障害、子ども、生活困窮など、関心のある支援分野の章を確認します。全体を見渡す入門書か、分野別の本かで選びます。
事例の多さ
相談から支援につながる過程が書かれた事例は、制度の使われ方を想像しやすくなります。誰の立場から説明されているかも見ます。
購入前の確認
- 法改正への対応年を見る
- 参考資料の出典を確認する
- 資格試験専用か一般書か確かめる