初めて読む哲学の本
おすすめの本
6冊
自分とか、ないから。教養としての東洋哲学
編集部の評価:91/100
しんめいP 著・鎌田東二 監修/サンクチュアリ出版
東洋哲学が難しそうで手を出せず、まず親しみやすい文章で読んでみたい人。
内容・選ぶ前の確認
ブッダ、龍樹、老子、荘子などの考え方を、著者の経験とユーモアを交えて紹介する。参考文献から次に読む本を探す入口にもなる。
選ぶ前に確認:著者の経験やユーモアを交えた、一般向けの語り口です。学説を系統的に比較したり原典から学びたい人は、巻末の参考文献を手がかりに専門書へ進みたい。
評価の理由:くだけた語りと参考文献で東洋哲学に入りやすい内容。厳密な解説を求める段階では専門書を併読したい本です。
出版社の紹介はじめて考えるときのように 『わかる』ための哲学的道案内
編集部の評価:91/100
野矢茂樹 文・植田真 絵/PHP研究所
哲学者の名前を覚える前に、『考える』こと自体を体験したい人。
内容・選ぶ前の確認
身近な問いとイラストを通して、問題に気づくことや理解することを考える。やさしい語り口で、前提を問い直す入口へ案内する。
選ぶ前に確認:哲学史を体系的に学ぶ本ではない。ゆっくり考えながら進む構成なので、知識や結論を手早く得たい人には物足りない場合がある。
評価の理由:絵と身近な問いで考えることに親しめる構成。哲学史の知識を増やすより、問い方を体験する読書に向きます。
出版社の紹介バラバラな世界で共に生きる リチャード・ローティの哲学
編集部の評価:90/100
朱喜哲/NHK出版
価値観が合わない相手との関係を、哲学から考えてみたい人。
内容・選ぶ前の確認
ローティの偶然性、アイロニー、連帯という考え方を紹介する。共通の正しさを当然とできない社会で、他者と語り合う可能性を探る。
選ぶ前に確認:概念を立ち止まって読む箇所がある。対立や偽情報への即効的な対処法を求めるより、問題の捉え方を学ぶ本として読みたい。
評価の理由:他者との対立からローティの考えへ進める内容。現実の問題への具体的な解決手順より、考える視点を得る本です。
出版社の紹介マンガみたいにすらすら読める哲学入門
編集部の評価:90/100
蔭山克秀/大和書房
西洋の主な哲学者と考え方を、時代背景とともに広く知りたい人。
内容・選ぶ前の確認
古代ギリシアから実存主義、精神分析まで、人物のエピソードを交えて紹介する。関心を持った哲学者を見つけ、次の読書へ進むための概観。
選ぶ前に確認:題名は『マンガみたいに』だが、中心は文章による解説。人物の描き方はくだけており、細かな議論や原典の理解は別に深めたい。
評価の理由:人物と時代背景を結び付けて西洋思想を概観できる内容。細かな論証は別の本で深めたい入口です。
書誌情報哲学的な何か、あと科学とか(二見文庫)
編集部の評価:90/100
飲茶/二見書房
宇宙や意識の不思議を入口に、哲学の問いに触れたい人。
内容・選ぶ前の確認
科学と哲学の境界にある話題や思考実験を、くだけた語り口でたどる。普段は哲学書を読まない人が、考える面白さを試す入口になる。
選ぶ前に確認:科学の体系的な教科書ではない。後半には心や存在を揺さぶる思考実験があり、穏やかな読後感を求める人には合わない場合がある。
評価の理由:科学や思考実験から哲学への関心を広げやすい内容。後半の刺激的な問いにも取り組みたい人に向きます。
書誌情報はじめてのベルクソン 時間をひらく哲学
編集部の評価:89/100
平井靖史/講談社
時間や記憶の不思議を入口に、ベルクソンの哲学を読んでみたい人。
内容・選ぶ前の確認
時間の捉え方から出発し、意識、身体、生命、社会へと広がる主要著作をたどる。原典に進む前の道案内にもなる。
選ぶ前に確認:哲学全体を広く紹介する本ではなく、ベルクソンに絞った入門書。時間や持続の議論をじっくり考えながら読みたい。
評価の理由:時間を軸に主要著作へ案内する構成。哲学全般の概観より、ベルクソンを深く読む入口として役立ちます。
出版社の紹介選ぶときのポイント
思想史型とテーマ型の違い
哲学者を時代順に知りたいなら思想史型、自由や幸福などの問いから読みたいならテーマ型を選びます。
原典引用の量
原典の文章にも触れたいなら引用と解説がある本、まず全体をつかみたいなら著者の説明が中心の本が候補です。
用語解説のわかりやすさ
日常語と意味が違う用語を、その都度説明する本は初学者にも読みやすいです。例え話から元の議論へ戻る説明があるかを見ます。
購入前の確認
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