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おすすめの本
13冊
世界史を変えた薬
編集部の評価:92/100
佐藤健太郎/講談社
医学史の分厚い通史より、薬の発見と社会への影響から読み始めたい人。
内容・選ぶ前の確認
麻酔薬や感染症に関わる薬などを題材に、開発の試行錯誤と歴史の関係を紹介。科学と世界史をつなぐ短い新書として読めます。
選ぶ前に確認:薬学の教科書ではなく、歴史の読み物です。構造式の示し方に不満を持つ声があり、化学を詳しく学ぶ教材や服薬の判断には向きません。
評価の理由:薬の誕生と社会の変化を短く読みやすく結びつける点を評価。化学構造を詳しく学ぶ用途は別の本が適しています。
出版社の紹介まんが医学の歴史
編集部の評価:91/100
茨木保/医学書院
医学の専門知識はないが、人の物語として医学の発展を読んでみたい人。
内容・選ぶ前の確認
臨床医でもある漫画家が描く医学の通史。古代から近現代まで、医療に関わった人々と発見の過程を漫画でたどれます。
選ぶ前に確認:漫画でも厚みと読み応えがある本です。専門知識を深める前の入口に向き、2008年刊行後の医療の進展までは扱いません。
評価の理由:漫画を入口に医学の歴史を幅広く学べる点を評価。情報量が多いため、少しずつ読む使い方にも向きます。
出版社の紹介日本の医療 増補改訂版 制度と政策
編集部の評価:90/100
島崎謙治/東京大学出版会
医療保険の入門を読み終え、日本の制度ができた背景や改革の論点を深く学びたい人。
内容・選ぶ前の確認
制度の歴史、ドイツ・米国・スウェーデンとの比較、改革の方向性の順で日本の医療を分析。用語を覚えるだけでなく、制度上の課題を考えるための本です。
選ぶ前に確認:558ページの厚い専門書で、気軽な最初の1冊には重めです。2020年刊行時の政策を扱うため、現在の制度や申請の手順を確認する用途とは分けて使います。
評価の理由:歴史と国際比較を通して制度の成り立ちを考えられる点を評価。読み通すにはまとまった時間が必要です。
書誌情報医学全史 西洋から東洋・日本まで
編集部の評価:90/100
坂井建雄/筑摩書房
現代医学につながる理論や教育が、どの時代にどう変わったのかを通して学びたい人。
内容・選ぶ前の確認
古代から近代への医学の変遷を追い、日本の医学史も扱う通史。発見した人物や理論のつながりを整理して読み進められます。
選ぶ前に確認:西洋医学の比重が大きく、東洋医学を詳しく読む用途には不足します。図版が少なめで人名や理論の説明も多いため、発見のエピソード中心の読み物とは異なります。
評価の理由:東西の医学を通史として整理できる点を評価。人物や学説をつなぐ文章が中心で、図解を求める人には重めです。
出版社の紹介医学の歴史ひらめき図鑑 柔軟な着想から結果を導くロジカルシンキング
編集部の評価:90/100
楢木佑佳(スペースタイム)著/坂井建雄 監修/ナツメ社
長い文章の医学史より、図やチャートで発見の流れを知りたい人。
内容・選ぶ前の確認
身体、病気、診察、感染症の4つのテーマから、研究者がどのように発見へ至ったかを紹介。気になる項目から読み始められる図鑑です。
選ぶ前に確認:発見の入口を分かりやすく示す構成です。個々の研究の詳細や史料を読み込むための専門書ではありません。
評価の理由:発見につながった発想を図とともに追える点を評価。個々の研究を詳しく調べる専門書ではありません。
出版社の紹介人類と感染症の歴史 未知なる恐怖を超えて
編集部の評価:89/100
加藤茂孝/丸善出版
感染症が社会を変えた経緯を、研究者や歴史上の人物の話とともに読みたい人。
内容・選ぶ前の確認
天然痘やペストなどを題材に、人々が病気の正体を探り、対策を進めた歴史を紹介。科学の進歩だけでなく、社会や行政との関係にも目を向けます。
選ぶ前に確認:2013年刊で、新型コロナ流行後の歴史を扱う本ではありません。周辺の話題が多く、文章を長く感じるという声があるため、簡潔な図解を求める人には不向きです。
評価の理由:感染症と人の行動を具体的な歴史で理解できる点を評価。寄り道を含む文章で、要点だけを急いで知る用途には重めです。
書誌情報ナイチンゲール伝 図説看護覚え書とともに
編集部の評価:89/100
茨木保/医学書院
看護が専門職として形づくられた背景を、ナイチンゲールの生涯から知りたい人。
内容・選ぶ前の確認
改革者としての活動と人間らしい側面を描く漫画の伝記に、『看護覚え書』の図説を収録。人物を知ることと、看護の考え方を読むことをつなげられます。
選ぶ前に確認:歴史資料の内容を残して描いており、現代の医学に合わない説明も含みます。現在の看護手順としてそのまま使う本ではありません。
評価の理由:人物の生涯と看護の考え方をつなげて読める点を評価。歴史上の知識と現在の医療を区別する必要があります。
出版社の紹介図解即戦力 病院業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書
編集部の評価:88/100
三森義夫/技術評論社
病院に関わる仕事を始める前に、医療制度と病院の組織をまとめて知りたい人。
内容・選ぶ前の確認
病院の職種と部署、医療保険、政策との関係を図解で説明。業界の用語を整理し、医療がどんな仕組みで提供されるかを広くつかめます。
選ぶ前に確認:2023年刊の入門書で、現在の診療報酬を調べる実務書ではありません。専門的に掘り下げるには追加の学習が必要です。88ページに「最新」を「再診」とする正誤表があります。
評価の理由:病院の制度と組織を図解で見渡せる点を評価。専門分野を詳しく学ぶには次の本が必要です。
出版社の紹介医療崩壊の経済学 現代日本医療制度の再検討
編集部の評価:88/100
高久玲音/慶應義塾大学出版会
病床不足や診療報酬などのニュースを、経済学の分析から考えてみたい人。
内容・選ぶ前の確認
医療提供体制、保険、病院への支払いを研究とデータから検討。コロナ禍の病床や救急対応を手がかりに、制度のどこを変えるべきかという著者の議論を追います。
選ぶ前に確認:政策提言を含む本で、著者の結論に賛否があります。誤字や分かりにくい文を指摘する声もあり、平易な用語集から読みたい人には少し重めです。
評価の理由:研究データから制度上の論点を考えられる点を評価。著者の提案と制度の事実を分けて読む必要があります。
出版社の紹介医学の歴史
編集部の評価:88/100
梶田昭/講談社
西洋だけでなく中国・インド・日本も視野に入れて、医学の歴史を文章で通読したい人。
内容・選ぶ前の確認
病理学者が、人々の病気との関わりと医学の変化をたどる通史。各時代の背景と人物を広く取り上げる文庫です。
選ぶ前に確認:図版と索引がなく、後から人物や用語を探すには不便です。近代の人物は短い紹介にとどまる箇所もあり、図鑑や詳しい人物伝とは使い分けが必要です。
評価の理由:西欧以外も含む長い歴史を文庫で学べる点を評価。図や索引を使って調べる読み方には向きません。
出版社の紹介ローマ教皇検死録 ヴァティカンをめぐる医学史
編集部の評価:86/100
小長谷正明/中央公論新社
ヨーロッパ史に興味があり、教皇の病気や死を入口に当時の医学を知りたい人。
内容・選ぶ前の確認
文献に残る教皇の病気や死因を、医師の視点から読み解く歴史エッセイ。人物のエピソードを通じて、医療と権力や社会の関係をたどります。
選ぶ前に確認:特定の教皇の死因を詳しく確定する鑑定記録ではありません。医学史全体の体系的な入門より、テーマを絞った読み物を求める人に向きます。
評価の理由:教皇の生涯を医学の視点で読める独自性を評価。厳密な検死の解説より、歴史随筆として楽しむ本です。
書誌情報ビジュアル 医学全史 魔術師からロボット手術まで
編集部の評価:86/100
クリフォード・ピックオーバー/板谷史・樺信介訳/岩波書店
医学の発見や道具の変遷を、写真と短い解説で少しずつ読みたい人。
内容・選ぶ前の確認
医学史の250の話題を年代順に紹介。通して読むほか、気になる発見や人物から開いて医学の広がりを知る使い方ができます。
選ぶ前に確認:欧米と近現代の話題が中心です。写真は仕組みを説明する図解とは異なるため、解剖や治療の手順を学ぶ用途には向きません。
評価の理由:短い話題を年代順につまみ読みできる点を評価。地域と時代に偏りがあり、写真は仕組みの図解とは異なります。
書誌情報Medicine 医学を変えた70の発見
編集部の評価:86/100
ウィリアム・バイナム/ヘレン・バイナム編/医学書院
医療の道具や薬、手術の発展を、テーマ別の図版と一緒に知りたい人。
内容・選ぶ前の確認
身体の発見、健康と病、医療の道具、疫病、薬、外科などの章で70の発見を紹介。古代の記録から画像診断まで、382点の図版を交えてたどります。
選ぶ前に確認:2012年刊の大型本です。通勤中の読書より机で図版を眺める使い方に向き、現在の治療法を選ぶための手引きではありません。
評価の理由:豊富な図版とテーマ別の章立てで発見を見渡せる点を評価。大型本のため机でじっくり読む使い方に向きます。
出版社の紹介