法律の基礎を学ぶ一般書
おすすめの本
6冊
法律の読み方がわかる本
編集部の評価:94/100
白石忠志/筑摩書房
条文や判決の原文を、自分で読めるようになりたい人。
内容・選ぶ前の確認
法律の用語、文章の区切り、法的三段論法、法令や判例の調べ方を具体例で学ぶ。法律の分野へ進む前の読み方を身につける入門書。
選ぶ前に確認:法律全分野の制度を網羅する本ではない。すでに条文の読み方を学んだ人には基本的で、個別の問題の解決には別途調査が必要。
評価の理由:実際の条文を読む力につながる説明が充実。すでに基本を学んだ人には易しめですが、原文に向き合う最初の本に適しています。
出版社の紹介こども六法 第2版
編集部の評価:93/100
山崎聡一郎 著・伊藤ハムスター 絵/弘文堂
子どもと一緒に、自分の権利や困ったときに頼れる法律を学びたい人。
内容・選ぶ前の確認
子どもの生活に関わる法律を、ふりがなとイラストを添えて説明する。第2版ではこども基本法や刑法の改正を反映している。
選ぶ前に確認:ふりがながあっても、意味の理解には大人の手助けが必要な場合がある。専門的な法律学習や、具体的な事件の判断を単独で行うための本ではない。
評価の理由:身近な権利を知る入口として使いやすく、大人にも学びがあります。子どもが意味を理解するには、対話しながら読むのがおすすめです。
出版社の紹介高校生からの法学入門
編集部の評価:91/100
中央大学法学部 編/中央大学出版部
法学部への進学を考えている人や、生活の出来事を法律の視点で考えてみたい人。
内容・選ぶ前の確認
SNSやアルバイトなど身近な話題を入口に、法学部の教員が法的な考え方を紹介する。専門科目の前に、法律を学ぶ意味をつかむ読書に向く。
選ぶ前に確認:2016年刊行のため、その後の改正や制度変更は別途確認が必要。紙面の字間・行間が広いので、組み方の好みは試し読みで確かめたい。
評価の理由:生活の事例から法学の見方を知る構成が進学前の読書に適しています。制度の新しさより、考え方を学ぶ用途に向きます。
著者・監修者の紹介おとな六法
編集部の評価:90/100
岡野武志・アトム法律事務所/クロスメディア・パブリッシング
アニメやSNS、日常の疑問から法律に興味を持ちたい人。
内容・選ぶ前の確認
身近な質問や架空の場面への回答を通して、法律の考え方を紹介する。短い話題を拾い読みしながら、学校や職場に関わる問題へ進める。
選ぶ前に確認:条文を集めた六法全書や、個別のトラブルにそのまま使える対応マニュアルではない。幅広い雑学的な入口として読む人に向く。
評価の理由:身近な疑問から読み始めやすく、法律への関心を広げられます。体系的な学習や個別の問題解決を求める人には補助的な本です。
出版社の紹介はじめての六法 第8版
編集部の評価:87/100
尾崎哲夫/自由国民社
法律の勉強を始める前に、六法の全体像をつかみたい人。
内容・選ぶ前の確認
憲法、民法、刑法、商法、民事訴訟法、刑事訴訟法の役割を、語りかける解説と黒板メモ式の整理で学ぶ。分野ごとの学習に進む前の概観に向く。
選ぶ前に確認:対応する法改正は2022年6月まで。現在の条文や手続きを調べるための六法集ではなく、制度の骨組みを学ぶ入門書として使いたい。
評価の理由:六法の骨組みを少ない分量で見渡せます。用語に慣れない人には難しい部分があり、現在の条文の確認には向きません。
書誌情報高校の教科書で学ぶ 法学入門 第2版
編集部の評価:84/100
宮川基/ミネルヴァ書房
高校の公共や政治・経済から、大学で学ぶ法律へ進みたい人。
内容・選ぶ前の確認
高校教科書の内容を法学の体系に組み直す。法の歴史、人権、契約、会社、消費者、労働、社会保障など、社会生活に関わる分野を広く見渡せる。
選ぶ前に確認:幅広い分野を短くまとめるため、労働法や社会保障は概略が中心。刑法の独立した章もなく、各分野を深く学ぶ際には専門書が必要になる。
評価の理由:高校の学びから法学へ進む構成と幅広い分野が魅力。各分野の説明は短く、詳しい学習の前に全体を見渡す用途に向きます。
書誌情報選ぶときのポイント
扱う法分野の広さ
全体像を知りたいなら複数分野を扱う入門書、仕事や生活の特定の問題を調べたいなら該当分野を詳しく扱う本を選びます。
事例と条文の比率
場面から理解したいなら事例中心、法律の読み方を学びたいなら条文と解説を対応させた本が候補です。
専門用語の説明量
初めてなら、当事者や権利などの基本用語から説明する本を選びます。具体例を読んで、誰が何を主張しているか追えるかを確かめます。
購入前の確認
- 法改正への対応年を確認する
- 民法・刑法など、知りたい分野の掲載範囲を見る
- 条文と公的資料の出典を確かめる